【50代】肝斑・色素沈着治療4ヶ月|リバースピール+ピコトーニング+トラネキサム酸

【肝斑・色素沈着治療】50代【4ヶ月経過】

今回の症例は、エステでの光脱毛歴があり、その後より強い色素沈着を自覚された方です。
広範囲に肝斑と炎症後色素沈着(PIH)が混在しており、
赤みも伴うため、刺激を抑えた複合治療を選択しました。

🤍リバースピール
トリクロロ酢酸(TCA)・過酸化水素(H₂O₂)・コウジ酸を主成分とする多層構造のピーリングです。一般的なTCAピーリングとは異なり、H₂O₂が炎症を抑制しながら表皮への浸透を穏やかにコントロールするため、角質層を保護しつつメラノサイト活性を鎮静化させる特徴があります。
また、コウジ酸がチロシナーゼ阻害によりメラニン生成を抑制。
この「剥がす治療」ではなく「代謝を整える治療」により、肝斑にも安全にアプローチ可能です。

🤍ピコレーザー(PicoWay)
1064nm波長をピコ秒単位で照射し、
メラニンを熱ではなく光音響効果(photoacoustic effect)によって微細化しながらトーニングを行なって行きます。
周囲組織への熱拡散が少なく、熱刺激による肝斑の増悪も低減できる点が最大の利点かと思っております。

さらに本症例では、トラネキサム酸の内服が奏功しています。
トラネキサム酸はプラスミン活性を抑制することで炎症性サイトカインを減少させ、メラノサイト刺激を間接的に抑える作用があります。
肝斑の病態には「慢性炎症」が関与するため、この抗炎症作用がリバースピールやピコレーザーとの相乗効果を生み、メラニン沈着の再発を防ぐことに寄与したと考えられます。

また、施術後のホームケアとして、WiQoライトニングセラムもトラネキサム酸やナイアシンアミドを配合し、治療後のメラニン再生成を抑えるアフターケアとして有用です。

治療開始から約4ヶ月で、
頬部全体の色調が均一化し、赤みも減少。
肝斑の境界が不明瞭になり、肌全体の透明感が向上しています。
本症例はまだ治療の途中段階ですが、
今後さらに真皮層の炎症沈静化とメラニン代謝改善が進む見込みです。

@dr.misato